豊田合成株式会社 2025年新卒採用サイト

内外装部品はクルマの快適性や居住性、デザイン性などを向上させる製品を中心に構成されています。内装部品では、日本古来のからくり技術を用いることでスムーズな開閉を実現させたコンソールボックスや、大型樹脂製品であるインストルメントパネルなどが主な製品です。近年はLEDで車室内を快適にする製品も次々に開発しています。
一方、外装部品では、めっきや塗装などの加飾技術と成型技術により、お客様のニーズに対応した付加価値の高い製品を開発しています。クルマの顔であるラジエータグリルや、ミリ波レーダの透過機能を備えたミリ波レーダ対応エンブレムなどが主な製品です。

ウェザストリップ製品は、シーリング製品であるオープニングトリムウェザストリップ、ドアガラスランなどで構成されています。
シーリングの役割は、雨・騒音・ほこりなどが車室空間へ侵入するのを防ぎ、クルマの快適性を支えています。クルマの外観デザインはもちろんのこと、ドアの開閉に伴う音や車室空間の静粛性にも貢献する部品です。
主にゴムを用い、複雑な形状を成形加工するシーリング製品は、普段お客様の目に触れる機会が少ない部品ながらも、高度な設計・開発技術力が要求されるものづくりの魅力が詰まっています。

機能部品はクルマの基本性能である「走る」「曲がる」「止まる」を支える領域です。主な製品はブレーキ系や燃料系のホースやカバー、ブーツなどで、重要な保安部品として、高い品質を確保した製品を提供しています。近年は燃料電池自動車に搭載される高圧水素タンクなど、新しい時代のクルマに搭載される製品の開発にも果敢に挑戦しています。
また、カーボンニュートラルの取り組みとして、ゴム・樹脂分野の知見を活かした設計や工法開発により、薄肉化や金属から樹脂への材料置換による軽量化も達成しています。

事故などの際、搭乗者への衝突衝撃を緩和させる安全に関わるエアバッグ、及びハンドルによって構成されるのがセーフティシステム製品です。生命を守るエアバッグは近年、安全補助装置として世界規模で車両搭載が標準化・義務化する傾向にあり、需要は確実に伸び続けています。
360°どの角度からの衝突衝撃も緩和できる「360°フルカバーエアバッグ」に加え、車が歩行者に衝突した際に頭部を守る「歩行者保護エアバッグ」を開発するなど、世界中のクルマと関わる全ての人へ「安心」と「安全」に取り組んでいます。