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#01就職活動をあまりにも容易にとらえていないか

ここ数年、採用活動で強く感じていることがある。
インターネットを使った就職活動が主流になってきた頃からか、どちらかというと学生の皆さんは説明会へ参加している・・「だけ」になっている。
我々の説明内容がつまらないというのもあるかもしれないが、キラキラした目つきを持つ人材が少ないと感じる。
また、こちらを困らせるような質問なども減ってきた。

就活マニュアルは不要

企業の求人意欲も高くなり、説明会実施回数も場所も拡大してきていて参加しやすくなっているのも事実である。
ただ、参加することの意味みたいなものをもう少し考える必要があるのではないかと思う。
説明会は我々にとって会社をPRする場ではあるが、その次は皆さんが企業を選別しなければならなくなる。
選別した理由から我々は一緒に働く将来の仲間を探すのだが、志望動機や入社後の抱負を尋ねても、就活マニュアル通りで肉声が伝わってこない・・・。

貪欲に企業を知る

自分の人生を会社に投資すると考えるとどうだろうか。
終身雇用の原則は薄れつつあるが、長ければ40年も同じ会社で仕事に取り組み、多くの時間を費やすことになる。
就職活動は採否が問題ではなく、どう取り組むかが、皆さんにとって重要なことと我々は思っている。
もっと貪欲に社会や企業を知ろうということが求められているのではないかと思う。

我々は企業の採用担当者の義務として、できる限り会社のことを伝えたいと思っている。できれば会って、見て、話して、もっと腰を据えて、豊田合成をまずは体感してほしい。そのために会社説明会や企業訪問などを活用していただきたい。