俳句(はるひ句会)
11月新作
1.≪課題句≫ = 鵙の声 =
大矢部俊子 | ![]() |
蔭山 政江 | ![]() |
鈴木 定夫 | ![]() |
鈴木 雅澄 | ![]() |
徳永スエ子 | ![]() |
吉弘カスミ | ![]() |
宮川久美子 | ![]() |
安田公子(会友) | ![]() |
2.≪自由句≫
大矢部俊子 |
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蔭山政江 |
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鈴木定夫 |
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鈴木雅澄 |
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徳永スエ子 |
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吉弘カスミ |
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宮川久美子 |
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安田公子(会友) |
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◆お世話役(鈴木定夫さん)――つれづれメモより 「更衣」
私が俳句を齧り始めた頃、母方の従兄(4歳年長の趣味人)のTさんから届いた絵手紙にびっくりした事がありました。
それは枇杷の実を描いた余白に、「かりそめの恋をする日や更衣」蕪村67歳の句・・と添え書きしてありました。かりそめとは、「軽い気持ちで」とか、「その場限りの」・・という意味であり、季節の変わり目の度に恋をするとは、しかも江戸時代の老人がと、朴念仁の私には理解のほかでした。
そこで老人ホームで絵手紙を描いている5人の女性に、この絵手紙を見せて感想を聞いてみました。(平均83歳)――いわく、
- 重い冬服から軽い春服に着替えたときなど、気分が浮き立ってくる。
- 季節の変わり目にはおしゃれをしたくなる。
- この句の気持ちは、幾つになっても変わらない。
――などと話し合っているうちに、皆さんの表情が明るく、生き生きしてきました。そこで
<本句> かりそめの 恋をする日や 更衣 蕪村
<付句> 女心の襞の綾かも 定夫
・・・と、「ころもがえ」の句意が納得できました。
鈴木定夫 〒444-0113 額田郡幸田町農基17-1
電話(0564)62-2088 Eメール s-szuki@sk2.aitai.ne.jp