俳句同好会 はるひ2017.5 通刊31号
2017年5月新作
渥美半島の句碑めぐりの続きで、豊橋から国道259号線に入り、田原の市役所に立ち寄り、句碑公園の資料を頂いた。見ると・・・7人の俳人名と、入口の風景・看板の写真が載っているだけであった。
これでは物足りないので、道順や句碑公園設立の趣旨などを質問したら、ある職員さんが、私物のファイルから「江比間遊園地の句碑」の紹介3ページ分をコピーして渡してくれた。
内容が十二分に理解でき、有難く頂いた。(女性職員の笑顔も眩しく嬉しく思えたことも収穫)

メンバー新作ご紹介 作者名(アイウエオ順)
1.≪課題句≫ =「花見」=
蔭山 政江 | ![]() |
鈴木 定夫 | ![]() |
鈴木 雅澄 | ![]() |
瀧本 憲宏 | ![]() |
宮川久美子 | ![]() |
山根 円蔵 | ![]() |
吉弘カスミ | ![]() |
2.≪自由句≫
蔭山 政江 |
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鈴木 定夫 |
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鈴木 雅澄 |
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瀧本 憲宏 |
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宮川 久美子 |
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山根 円蔵 |
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吉弘 カスミ |
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3.お知らせ
次・7月(第32号)の課題は 「夕立(ゆだち、白雨、驟雨、夕立雲、夕立風)」 です。
傍題はお手元の歳時記による。 =締め切りは6月10日です=
◆お世話役のつれづれメモより
- 江比間句碑公園
- この句碑公園は昭和49年頃、豊橋~伊良湖を結ぶ国道259号線の工事のため、当時の田原町江比間東山の旅館「盛義海水亭」の前にあった、臼田亜浪、市川丁子、鈴木鵬子の句碑が現在の地に移された。
- 昭和49年に江比間老人会の有志によって、芭蕉の句碑が建立された。その後幾つかの句碑が建てられ、現在見られる句碑公園としての趣あるたたずまいが整えられた。
- 駐車場への道筋を尋ねて、「江比間の小川の手前を左折した川岸にある」と教えられたが、かなり迷ってようやく到着。今度は公園への道が分らず、路傍のレストランで再び尋ねる。川岸の獣道を100m⇒左折⇒九十九折の急坂を約20分位い登って句碑公園入口に到着。
(今きた荒細道を思わず見返し〝四輪駆動の軽以外には歩くに限る〟と実感させられた) - 平成5年の建立=「泉俳句会」24人の句碑には、脈々と息づいている俳句文化の広まりを痛感させられ、かつ圧倒される想いであった。
- 初めての俳人紹介
- 鈴木鵬子;1910(明43)~1944(昭19)
江比間生れ、本名は邦。昭和2年に臼田亜浪の句碑の除幕式を機会に<石楠>に加入。
ロマン豊かな作風が評価された。*句集『蔓莉』 - 太田鴻村;1903(明36)~不詳
豊川生れ、臼田亜浪の指導を受け、高校の教員退職後<三河><林苑>で指導。 - 伊藤明峰;1904(明37)~不詳
江比間生れ、昭和2年に田原に移転し、鍼灸業を営む。<浜木綿>主催。 - 千賀一鵠;1899(明32)~1985(昭60)
旧渥美郡泉村宇津江生れ、大正3年韓国・釜山で俳句を知り、昭和2年に静岡で家業に就く。<三河>に入門。
- 鈴木鵬子;1910(明43)~1944(昭19)
- 平成の付句
毎年、幸田町の町民会館前の休耕田に蓮華草が咲き、母子連れの憩いの場所になっていた。折から雲雀がピーチク・パーチクと囀り、ふと熊本民謡の「おてもやん」の一節が頭をよぎったことを思い出し、この付句ができた。
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鈴木定夫 〒444-0113 額田郡幸田町菱池農基17-1
電話(0564)62-2088 Eメール s-suzuki@sk2.aitai.ne.jp