俳句同好会 はるひ2019.07 通刊45号

2019年7月 メンバー新作俳句同好会 はるひへようこそ!

1.<課題句>=「蛍」(蛍全般)

伊藤 昭徳 課題句1
蔭山 政江 課題句2
鈴木 定夫 課題句3
堰本 敏雄 課題句4
瀧本 憲宏 課題句5
野口 正子 課題句6
宮川久美子 課題句7
村椿トミ子 課題句8
山根 円蔵 課題句9
吉川 正男 課題句9
吉弘カスミ 課題句9

2.<自由句>

伊藤 昭徳
俳句特設1
蔭山 政江
俳句特設2
鈴木 定夫
俳句特設3
堰本 敏雄
俳句特設4
瀧本 憲宏
俳句特設5
野口 正子
俳句特設6
宮川久美子
俳句特設7
村椿トミ子
俳句特設8
山根 円蔵
俳句特設9
吉川 正男
俳句特設10
吉弘カスミ
俳句特設11

3.お知らせ

 次、8月号の課題は――「金魚」(および金魚全般)です。傍題はお手元の歳時記による。 =締め切りは=、7月15日です。

お世話役のつれづれメモより

  • 句碑の建立者;荒川同楽=万延4(1864)年生~昭和32(1957)年没)=翁は、岡崎の秦梨町出身の医師で、小学校の校医を50余年も勤めた人物。毎年の卒業生に『漢和辞典』を贈呈された。
     俳句では、正岡子規の門人として知られ、旧屋敷跡には次の句が残されているという。
  • 芭蕉の蛍の句碑の左面に「明治37年3月」と大きく刻まれ、右面には上端から10cmほど下に、10cm×10cm×深さ2cmくらいの凹みがある。句碑の中頃には、幅2cm×縦10cm×深さ2cmくらいの凹みが刻まれていて(何のために?)と疑問を覚えた。
     そこで岡崎市の教育委員会に問い合わせたところ、この句碑の石は、国道1号線と河川改修工事により撤去された山綱川に架かっていた「橋柱」であったという。
    (上の四角い凹み穴に欄干が嵌る。下の細凹み穴は補助欄干の支え、との話であった)
     句碑の建立者・荒川同楽翁は好いところに着眼されたものだ・・と、敬服した。

  • 岡崎ほたる学校で源氏蛍に触れて「人間に生まれて良かった」と実感。
    源氏蛍の一生は

    • 産卵;6月中旬~7月上旬、羽化後約一週間のち、苔の中に0.5mmの卵を、約500~1000個くらい生みつけ、そして死ぬ。

    • 孵化;7月中旬~8月上旬、産卵一か月後の体長1.5mm。

    • 幼虫;明るいところを嫌い、川底の石の下に隠れる。巻貝のカワニナを食べ6回脱皮。

    • 上陸;4月上旬~5月、川から岸に上がり、土手に潜る。発育不良の幼虫は死ぬ。

    • 蛹(さなぎ)に;上陸後約1ヶ月で蛹になる。

    • 成虫;羽化すると口が退化し、水を舐めるだけで・・生存1週間。
         オス3対メス1 蛍の乱舞は美しいが――短く不憫な生涯である。

      蛍に生まれなくて良かった!

  • 令和の付け句

鈴木定夫 〒444-0113 額田郡幸田町菱池農基17-1