終戦直後~名古屋ゴムの黎明期

■マージャン牌の開発アプローチ

  1. 尿素樹脂製。量産可能な型彫りのジャン牌にしたものの、乳白色の着色が136枚中々揃わず、自社配合による塗料の定着性にも難があり、牌に触れると次第に剥がれるなどなど、悩みの尽きない開発だった。
  2. 花柳界、輸出用などもねらって、黒色牌も手がけた。黒い樹脂に塗料を入れると中々綺麗に仕上がる。しかし、使う間に手垢がしみこみ、塗料も剥がれて刻印が段々見えなくなるなど、苦労を重ねたものである。

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