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06 WS生産技術部 1991年入社 島 修二 SHIMA SHUJI

製造工程に付加価値をもたらし、
会社の収益向上に貢献する。

コスト削減という永遠のテーマに立ち向かう。

「WS」とはウエザストリップを意味しています。これは、クルマのドアとドア枠の周囲に取り付けられるゴム製のパーツ。風やホコリの侵入を防ぎ、外部の騒音を遮断する効果をもたらします。
WS製品は、車内環境の快適性に欠かせない部品のひとつと言えるでしょう。

私たちの部署では、WS製品の生産準備と工法開発に取り組んでいます。生産準備とは、製品をつくるうえで、そもそものつくり方を設計すること。
つまり、製品図面の具現化に向けて、加工方法や加工順序、加工に用いる設備の仕様を決めていく業務です。
一方、工法開発は、製造におけるロスを削減するためにこれまでになかったつくり方を開発すること。新しい工法が製造現場に導入されれば、製造コストが下がり、会社の収益向上に貢献することができます。
また、商品開発担当と力を合わせ、機能を保ちながらさらに安く製造できる新製品の開発にも取り組んでいて、これも工法開発業務に含まれます。

ものづくりにおいて、いかにコスト削減を図るかは永遠のテーマ。品質や生産スピードも加味したうえで、最適な生産ラインやシステムを構築し、安定的に製造が続けられる環境を常に整備していくことが、私たちの任務なのです。

国内で基盤技術を固め、海外に展開していく。

グローバル化が進んでいる豊田合成では、今や海外での現地生産も盛んで、私たちが国内で開発した量産技術が基盤となり、海外に導入されるケースも増えています。

入社して10年が経った頃、私は、イギリスでの工場立ち上げに関わりました。工場の新設ということで、どこに設備を配置し、どんな生産ラインを組み上げるかなど、初期の企画段階から担当。
WS製品の製造工程は前半と後半に分かれていたものからひとつの流れの中で完結できるレイアウトを立案。その結果、省人化や生産時間の短縮ができ、納品の確実性も向上。多くの付加価値を創造することができました。

生産技術では、安定して良品をつくる仕組みを整えることが大前提であり、そこに付加価値をもたらせるかどうかは、関わった技術者の腕の見せどころ。
当然、知識と経験が求められますが、生産効率の向上を何としても実現したいという情熱を絶やさなかったことが、より良い結果につながったと思います。

そして、このレイアウトはその後、WS新工場レイアウトの基準となり海外で評価されていることに、驚きとうれしさを感じましたね。

機械化できる余地を見極め、
コスト削減を突き詰めたい。

圧倒的に機械化が進む製造業界。
しかし、WSは柔らかなゴム製品のため、機械では対応できない細かな作業については、まだ人の手によって作業が行われているのが現実です。
人の手を要するため、作業者の熟練度によって製品の質が変わる可能性があります。

国内のように多くの熟練者が作業する場合は、品質維持において確かな安心感が得られますが、立ち上がったばかりの海外の工場では、ノウハウを持った現地の技術者はほとんどいません。
仮に国内から技術指導員を派遣しても、手加工技術の基礎を修得するまでには時間がかかってしまい、品質の安定を保つことが困難となります。
だからこそ私たちは、機械化や自動化を推進しなければならないのです。

実際に手加工を機械化した事例は、社内でも少しずつ見られるようになってきました。WS分野も負けてはいられません。
できるだけ早期に手加工の機械化を国内で実現させ、それを海外の工場に展開すれば、今よりもっと製造コストが下がり、会社の収益向上につながるはずです。
正直、ハードルの高い構想だと感じてはいますが、「できない」と決めつけていては技術者失格。分厚い障壁だからこそ、突破口を開いた時、達成感はより大きなものとなるのです。私は技術者として、そこに情熱を燃やし続けます。

OFFの過ごし方

20代・30代の頃は、夏はサーフィン、冬はスノーボードと、アクティブに休みを過ごしていました。しかし最近は、それまで海外での単身赴任が多かったこともあり、家族との時間を大切にするようになりました。家の掃除や修繕、娘の送迎などをしながら、のんびりとした休日を謳歌しています。あと、愛車の洗車をするのも楽しみのひとつですね。海や雪山に繰り出すことはなくなりましたが、会社の人と時々ゴルフに行って、運動不足を解消しています。

島 修二さんはこんな人

WS生産準備部 WS第1生技室
(現在:生産管理部 生産調査室)
髙橋 英五

「優しい」「にこやか」「話しかけやすい」という上司で、普段の業務においても十分に私たちをフォローしてくださいます。まさに「感謝」のひとことです。以前、室員一人ひとりの困りごとを聞いていただいた際には、仕事の効率的な進め方からプライベートでの息抜きまで、とても親身にアドバイスをいただきました。また、海外業務が豊富な方なので、各国での経験談を伺い、自分が出張する際の参考にさせてもらおうと思っています。