Work Style

#03Brazil

ブラジル

中野 雄基Nakano Yuki

  • GDBR
    Engineer
  • 2011年入社
  • 理工学研究修士課程 出身

Career

2011年 AS生産準備部 第1生技室(国内向け自動車シーリング部品の量産用設備設計を担当)
2012年 総合企画部 AS海外企画室(南アフリカ向け自動車部品の設備設置・調整業務を担当)
2013年 GDBR(ブラジルでの新工場立ち上げ〜生産準備管理全般と品質関連の業務および顧客対応)
2017年 WS生技 WS第3生技室

ブラジルでの仕事内容

ブラジルでは新製品立ち上げ業務全般を担当しています。従来業務の設備関係では、必要な設備の仕様決めおよび手配・設置、そして設置後の各生産準備指標の達成状況を確認しています。日本の生産準備とは異なり、設備の海上輸送を含めた日程管理が重要になってきます。さらに、設備に加え金型と治工具類の手配も含めた生産準備管理も行っているため、進捗状況がひと目でわかるよう色分けによる見える化を実施し、関係部署と連携を取りながら、遅れている部分に対してすぐにリカバリーできるよう管理しています。また、量産工程に設備を導入した後に、現地ナショナルスタッフとともに不良率・生産性・MCT(※)といった生産準備指標を用いて、目標達成のために業務を進めています。

※MCT(マシンサイクルタイム):その工程において1個の部品を完成させるのにかかる時間。

現地における豊田合成グループとしてのミッション

私のミッションは、現地ナショナルスタッフとともに製品をつくるため(量産)の工程を設計し、量産に必要な設備の仕様を決め、手配して設置、そして量産工程に設備を導入した後に、不良率・生産性・MCTといった生産準備指標を用いて、自分で設置した量産工程の能力を評価し、必要に応じ改造を行い、量産工程をスムーズに立ち上げることです。

ミッション達成に向けた具体的な取り組み

地球の裏側の異国の地で、文化の違うナショナルスタッフと新製品を立ち上げていくことや、分業制の日本では経験したことのない初めての業務領域に対しても、毎日手探り状態でした。現地ではポルトガル語が基本で、英語も日本語も通じないため、伝えたつもりが伝わっていないことがたくさんあります。この経験を踏まえ、海外で仕事をするにあたっては、コミュニケーションの取り方を意識し、[いかに上手く伝えるか]と[何度も繰り返し伝えること]を大切にしています。

日本との働き方の違いなど現地ならではの特徴

仕事の量をこなすために細かく分業化された日本の働き方とは異なり、ブラジルの会社はまだ新しく規模も小さいため、金型・設備・材料などの業務全般の知識を浅く広く学ぶことができ、全体最適で物事を見ることができます。ナショナルスタッフも人数が少ない中で、それぞれの仕事の守備範囲が広いながらも、決められたことをきちんと守って仕上げる風土があります。

OFFの過ごし方

ブラジルには街角に『バール』という飲み屋がたくさんあるので、休日になるとローカルスタッフとよく飲みに行くことが多いです。写真はクリスマスパーティーでの一枚です。

語学研修

豊田合成では、海外出向前に3ヵ月程度の語学研修を受講することができます。数年後の出向を見据えて、英語のみならず、スペイン語や中国語など、さまざまな言語に挑戦する社員も多くいます。また、新入社員教育の中でも語学研修に力を入れており、若いうちから継続して、英語のみならず外国語でコミュニケーションを図る機会を提供しています!