
Interviews
誠実さと論理を
販売価格で
示すこと。
- M.Y
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第1営業部
2020年入社(新卒)

Profile
大学在学中に中国留学を経験したほか、アルバイトでは百貨店で外国人観光客への対応を行うなど、国際的な経験を積んだ一方、就職活動に際しては、家族が自動車関連企業に務めていたことから自然と自動車業界に関心を持った。学生と真摯に向き合う社員の人柄や、若手から海外出向できる環境に惹かれて豊田合成を志望。第1営業部セーフティシステム営業室に所属し、トヨタ自動車向けの安全部品の営業を担当している。
- Memorable Work
- 記憶に残っている仕事

特に印象に残っているのは、入社4年目の中国への育成出向中に携わった、現地での販売活動です。商習慣も違う異国の地での経験は非常に刺激を受けました。また、近年の中国は電気自動車市場が盛り上がりを見せており、低価格での販売戦略が推進されています。そうした状況において私が重視したのは「誠実さを伝えること」でした。お客さまに納得していただけるように、きちんと価格の理屈を伝える責任があると考えたのです。そのためには現地法人のスタッフの方との連携が欠かせませんでした。

こうした分野と言語の壁を越えた連携においては、コミュニケーションエラーが発生することもあります。それを限りなく減らす助けになったのが、現地スタッフとの信頼関係です。日頃から中国語で話したり、飲み会や旅行にも一緒に出かけたりしているうちに、現地スタッフが心を開いてくれ、「ビジネスでありつつもフランクな人間関係」を構築できたように思います。そうした関係構築の甲斐もあり、二国間でのすり合わせがスムーズに進むようになり、細かな相談事をする際のハードルも低くなっていきました。
この仕事で得た成長や学び
中国での販売活動を通じて、「ロジカルに説明することの重要性」を再認識しました。設計や技術をもとに金額を伝えていけば、相手に納得してもらうことはできます。一方で、より良い取引を行うためには、こちらが譲歩するだけではなく、当社として納得できるラインを守ることも重要です。だからこそ、「この価格で売りたい/買いたい」の間にある落としどころを探り、その整合性を言語化することが重要なのだと知りました。細かな配慮と厳密な説明が求められ、厳しい目を向けられる海外販売だからこそ、中国のスタッフの皆さんにも育ててもらいながら、お客さまに納得してもらえる論理を提示する大切さを学ぶことができました。
- Q&A
- 気になる質問
仕事のやりがいは何ですか?
私にとって、仕事のやりがいは「人との信頼関係」です。お客さまが抱える困りごとに真摯に向き合い、提案を通じて「ありがとう」と言ってもらえた瞬間は、この仕事を続けて良かったと実感します。そのためには、本質的なニーズをヒアリングしていく行程が欠かせません。時には訪問を通じて、現地ならではの空気感や「生の声」を拾い上げることが大切です。
それらを関係者へタイムリーに情報共有していきながら、解決策を検討していきます。困りごとに対して、一緒に悩みながら解決へ導いていくことで、より良い信頼関係を築くことができるのではないでしょうか。そうした意識を、今後も大切にしていきたいです。
豊田合成の魅力を教えて下さい
当社の魅力は、若手でも挑戦できる環境が整っていることです。私も入社4年目で中国への育成出向の機会をいただき、多くの学びを得ることができました。中堅以降でなければ海外出向が認められない環境だと、ライフステージの変化によって挑戦できないことも考えられます。その点で、若手にも挑戦の機会が与えられ、それを業務に活かせている今の環境はとてもありがたいです。企業としても、自動車産業にとどまらないさまざまな分野に挑戦をしており、まさに「挑戦が好きな会社」なのだと思います。
これからの夢を教えて下さい
私の夢は、海外の事業所に本出向し、その場所で責任ある立場を任されることです。中国での育成出向では、現地スタッフの皆さんに教えてもらいながら経験を積む形でしたが、拠点の責任者として現地で働くことで、新たな視点を持てるのではないかと期待しています。次なるステップは、北米の自動車市場への挑戦です。その一方で、結婚や出産など家庭生活との両立も図っていきたいです。豊田合成では、キャリアとプライベートを両立するための環境づくりが進められているので、安心して夢を追いかけることができています。

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同僚からのコメント
私はM.Yさんが中国赴任している間、日本から中国営業部のサポートをしていました。日本のお客さまが開発している内容や、日本と中国の価格レベルについて週1回情報交換をしていました。 M.Yさんがすごいと感じるのは、顧客へ製品仕様の説明する際に、どう説明したらお客さまが理解してくれるかを考え、営業部のみではなく、設計部、生産技術部、品質管理部メンバーにヒアリングをして準備できることです。また、その過程で各部門のメンバーと良好な関係を築けているのは、彼女の人柄があってこそだと思います。 日本へ帰国してからは後輩へ教える立場になるので、出向で得た知見や、関係部署を巻き込んで業務を進める面白さを後輩たちに伝えていってほしいです。さらには、社内からも頼られる存在となり、社内をリードしていくような活躍を期待しています。
