機電系社員座談会

Mechanical and electrical employees
Sessions

Member Profle

K.K
EM技術部
EM第2技術室
2016年入社

大学では電気工学を専攻し、集積回路上での半導体素子の光通信に関する研究を行っていた。豊田合成が青色LEDの開発に関わっていたことがきっかけで興味を持ち、当社を志望。EM技術部に所属し、エンブレムの照明部品の設計を担当している。

N.K
モールド事業統括部
金型技術室
2017年入社

大学で四大力学を学ぶかたわら、モノづくりの根幹を学ぶために金型成形のプログラムにも参加。部品メーカーでチームの一員として製品を設計することに面白さを感じ、豊田合成を志望した。現在はモールド事業統括部で金型開発に携わる。

S.M
設計統括部
法規認証室
2018年入社

電気工学を学びつつ、自動車メーカーのショールームでのアルバイトも経験した大学時代。地元・愛知での勤務、部品メーカーへの興味、安全性や快適性への貢献などさまざまな理由が重なり豊田合成に入社。3つの部署を経験しており、現在は法規認証業務を主に担当している。

P.V
SS第一生技部
ハンドル生技室
2019年入社

ベトナムにルーツを持ち、語学力と日本の大学で学んだ機械工学の知識を活かしたいという想いから豊田合成に入社。ハンドルに巻き付ける革部品の生産準備や、ベトナムの拠点である「豊田合成ハイフォン」の技術サポートを行う。

※所属は全て取材当時
Topics 01
就活を経て、
豊田合成を選んだ理由は?

K.K

私は、大学で半導体の研究をしていたため、そこに関連するメーカーを軸に仕事を探していました。豊田合成を知ったきっかけは、2014年にノーベル賞を受賞した青色LEDの開発に当社が関わっていたことを知ったときです。さらに、エアバッグや樹脂製品、そして電子部品など幅広い分野で、社員の皆さんが生き生きと働かれている姿が印象に残り、入社することを決意しました。皆さんは、どうして豊田合成を選んだのですか?

N.K

私も、K. Kさんと共通するところがあります。大学で学んだ板金プレスや樹脂成形を活かせることが就活の軸としてあり、なおかつインターンシップで働くイメージを持てたことも大きかったです。さらに、部品メーカーのチームの一員として、目に見える部品を設計するという働き方が楽しそうだと思えたことも決め手になりました。

S.M

私の場合は、いくつもの要素がうまくはまったという感じでした。幼い頃から自動車が大好きで、大学時代に都内の自動車メーカーのショールームでアルバイトをしていたのですが、海外の方々にも多くご来場・ご試乗いただき、日本の自動車が世界でも高く評価されていることを肌で感じました。地元の愛知で働けることや、N. Kさんと同じく部品メーカーに魅力を感じたこと。その中でも豊田合成は自動車の安全性や快適性に貢献する製品が多く、それらすべてが自分に合っているなと感じて決めました。

P.V

私はベトナムから日本に来たので、そのルーツが入社の理由に関係しています。日本の大学で機械工学を学んだ後、仕事として理想的だったのが「自分の能力を全部活かせること」でした。豊田合成であれば、機械工学の知識を活かせますし、またベトナムにも拠点があるのでベトナム語と日本語という二つの言語能力も発揮できると思ったんです。ベトナムの拠点が、私の実家に近いのにも何かの縁を感じましたね。
Topics 02
今の仕事に、学生時代の
学びは活きている?

N.K

入社をしてから、私は金型に関する設計や開発に携わってきましたが、大学で学んだ金型設計の知識だけでなく、壊れない・生産性の高い金型を作るために、学部で学んだ材料力学や熱力学も活用します。また、研究室で指導を受けた報告の仕方も仕事現場で活きているように感じます。皆さんは、仕事のなかで学生時代の学びを活かせていますか?

P.V

私は、ハンドルに巻き付ける革部品の生産準備を主に担当していますが、大学時代の学びが活きるのは図面設計など限られた範囲のようにも思います。私のルーツであるベトナム語という面では、当社のベトナム拠点「豊田合成ハイフォン」の技術サポートや進捗管理において頻繁に用いることはありますが、専門的な工学知識を身につけておくことは必ずしも重要ではないと感じています。

K.K

大学時代の学びではなく、高校時代の物理の知識が活きていると感じますね。私は、車の外装部品であるエンブレムの照明部品の設計を担当していますが、実務としては構造設計がメインです。そのため、樹脂レンズを透過する際の光の屈折率など、高校時代の学びを思い出しながら進めています。一方で、仕事に重要な材料力学については入社後の全体研修やOJTのなかで学んでいけるので、大学の学びと業務が、必ずしも一致しなくてもいいのかもしれません。

S.M

P. VさんやK. Kさんのおっしゃることはよく分かります。私のいる法規認証室では、社内の製品が生産国や販売国の法規に適合しているかを確認するのですが、学生時代に学んだ知識はそれほど使いません。そこで思い出すのが、面接の際に教えてもらった「大学よりも、会社で学ぶ時間の方がずっと長い」という言葉です。大学での学問がどんなものであれ、そこで身につけた「理系の定量的な思考法」をベースに、自分のやってみたい方向に挑戦するのも良いと思います。
Topics 03
豊田合成で感じる「やりがい」

S.M

私は、まったく分からなかったことが段々と分かるようになっていくことにやりがいを感じるんです。以前、製造過程で発生する端材を活用してアップサイクル商品を展開するSDGs関連商品室にいたのですが、そこでは企画・試作・原価計算・生産・販売までの一連の業務が経験できました。それまで開発部にいたので、開発以外の業務に携わるのは初めてでしたが、失敗を繰り返しながら徐々にできるようになっていく過程はとても面白く、視野も広げることができました。今までの部署も現在の部署も、上司や同僚がいつも丁寧にサポートしてくれたおかげで、とてもやりがいを感じながら働けています。皆さんは、どんなときにやりがいを感じますか?

N.K

私も、S. Mさんと同じように、エンジニアとして自分にできることが増えていくときにやりがいを感じます。そしてもう一つが、上流工程の方から感謝の言葉をもらえたときです。私たちの部署にとっての「お客さま」は、依頼をくれる上流工程の皆さんなので、「ありがたいです」と言ってもらえることはとてもうれしいですね。

K.K

そうした「実感できる形でのやりがい」があると良いですよね。私は、自分が設計に携わるものが「車の顔」になるエンブレム製品なので、製品を搭載した車が街を走っているのを見かけたときが一番うれしいです。また、規模の大きい当社だからこそ、トヨタをはじめとしたさまざまなカーメーカーの技術者と一緒に仕事ができることもやりがいにつながっています。以前、とあるカーメーカーのベテランエンジニアの方と共同で設計をした際に、「ありがとう、良い経験になりました」と言ってもらったときは非常にうれしかったです。

P.V

私も、「広範囲に影響を及ぼせること」にやりがいを感じます。特に私の場合は、ベトナムで製造される自動車のハンドル関連部品を扱っているので、世界の人々が自分の担当した製品を握っていると想像するだけでもうれしいですし、実際にSNSなどでの投稿を見かけることもあって、それが仕事のやりがいにつながっています。
Topics 04
豊田合成の働きやすさについて

P.V

私は日本で働くまで「真面目に働く日本人」というステレオタイプを持っていたのですが、豊田合成はそんなことはなく、良い意味で気楽に働けていると感じます。たとえば、フレックスタイム制度が整っており、平日でも勤務時間を調整することができます。皆さんは、豊田合成での働き方についてどう思いますか?

K.K

P.Vさんの言うとおり働きやすい環境だと思います。有給休暇がとても取りやすいですし、むしろ「きちんと取りなさい」と指導されるくらいです。私は家族がいるので、有給を使って混みやすい土日を避けて旅行に行ったりしています。以前、3ヵ月の育休も取得したのですが、休んでいる間や復帰のタイミングでも周りの皆さんがしっかりサポートしてくれたため、休業から仕事へとスムーズに移行することができました。

N.K

たしかに、お休みは非常に取りやすいですね。私が思う働きやすさは、人材育成を長い目で見てもらえることのありがたさです。目の前の結果だけでなく、ロングスパンで成長をさせてくれる雰囲気があり、安心して自分のペースで成長できていると感じます。あとは、部署間での連携が取りやすいのも良いですよね。気を使わずに相談をできる空気があります。

S.M

連携の取りやすさは、社員の皆さんの人柄が大きく影響しているのではないでしょうか。穏やかで優しい方が多く、困っていることがあればサポートをしてくれる上司や同僚がいるので、一人で抱え込んでしまうことがありません。また、企業規模が大きいからこそ、同期の数が多いのも助かっているところです。困ったことがあれば、社内に点在する同期を通じて連絡を取ることができるので、非常に相談しやすいです。
Topics 05
機電系社員のさまざまな
成長曲線

N.K

当社には、エアバッグをはじめとした多種多様な製品がありますから、いろいろなモノづくりを経験して、国内で知識や知見を深めていくことができます。そうした期間を経て、次は海外出向に挑戦し、その後に帰国して、グループリーダーとしてエンジニアの教育や指導を務めるのが当社の機械電気系社員の一般的なキャリアステップです。

K.K

そうしたキャリアステップを踏みつつも、フレックスタイム制度や休暇制度などを使ってワークライフバランスを保ち、安心してキャリアを築いていける環境が当社にはあるように思います。一方で、近年では若手のうちから「海外育成出向」に挑戦する人も増えてきていますね。

P.V

たしかに、部署を問わず海外に挑戦している若手社員が多いです。それは、当社が世界的に広く展開しているからこそ可能なことだと思います。私の部署では毎月のように海外に出張に向かう方がいますし、帰ってきたときにはその成長ぶりをしっかり感じ取ることもできます。現地では日本とは異なる仕事の進め方や商慣習など、イレギュラーなことが多く、それを乗り越えた帰国後には、以前より大きな案件を頼まれることもあるそうです。

S.M

皆さんが言ってくれたもの以外にも、年に3回の上司との面談で自分の望むキャリアステップを伝えたり、私も活用した「公募型ローテーション制度」ではさまざまな業務を経験できます。他にも社内教育や資格支援なども充実していると感じます。豊田合成には多種多様な製品や業務があり、挑戦しやすい環境も整っているので、ぜひ当社に足を踏み入れてほしいですね。