豊田合成グループ行動憲章
Ⅰ. 企業の社会的責任
会社がステークホルダー(株主・投資家・取引先・顧客・地域社会・社員等の利害関係者)から信頼と共感を得て活動し、持続可能な社会の実現に貢献するために、社会に有用で安全な商品やサービスの提供に努めます。
また、不祥事を未然に防止するために、内部統制の整備・構築と企業倫理の徹底に努めます。
Ⅱ. 会社と社員の関係
1. 健全で働きやすい職場づくり
社員が相互に協力し合い、切磋琢磨して職務の効率的な遂行に努めます。
また、『世界人権宣言』や『国連ビジネスと人権に関する指導原則』をはじめとする国際規範を踏まえ、人権や個人の多様性・人格・個性を尊重し、差別的行為やハラスメント行為等を行わず、労使協調のもとで常に健康で働きやすく安全な職場づくりに努めます。
2. 資産・機密の管理
会社の資産(有形・無形を問わない)は適切に管理し、原則として業務以外の目的では使用しません。
また、企業機密は会社の競争力の源泉であることを理解し、適切な機密管理により社外への漏洩防止に努めます。個人情報や他社の機密情報についても、不正な手段では入手せず、正当に入手したうえで適切な取扱いに努めます。
Ⅲ. 会社の事業活動
1. 開発・生産活動
世界中の顧客の要望に幅広く応え、魅力ある商品やサービスをタイムリーに提供するため、安全、品質と技術の豊田合成グループを目指して、商品企画、モノづくり技術等の開発力を高めるとともに、TPSの考え方を基本とした生産現場のモノづくり革新による付加価値向上の実現に努めます。
2. 営業活動
「お客様第一」の考えに基づき、常に顧客や消費者のニーズを先取りするとともに、「公正かつ自由な競争(独占禁止法・競争法の遵守)」を心掛けた営業活動に努めます。
3. 調達活動
仕入先に対し、オープンで公平・公正な調達活動を行い、物品やサービスの発注者の立場としての優越的な地位を利用した取引は行いません。
また、持続可能な社会の実現に向けた取組みにサプライチェーン全体で努めます。
4. グローバルな事業活動
グローバル企業として、各国関係法令や国際ルールを遵守するとともに、現地の慣習・文化も尊重し、各国・地域に根ざした事業活動に努めます。
5. 環境保全活動
カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、顧客・仕入先・地域・行政等と協力・連携し、あらゆる事業活動を通じて環境保全に努めます。
Ⅳ. 社会との関係
1. 企業広報活動
幅広いステークホルダーに対して、継続的な企業情報の開示・提供を積極的、効果的かつ公正に行うことを通じて、社会から信頼される企業としての広報活動に努めます。
2. 社会貢献活動
社会との共生のために、積極的な社会貢献活動を通じ、社会から信頼される「良き企業市民」と評価されるように努めます。
3. 危機管理
自然災害・事故・事件・反社会的勢力等、市民生活や企業活動に脅威を与える様々な危機に対して、組織的な危機管理を徹底し、その未然防止と、万一危機が生じた場合の迅速な初動対応と復旧活動により、被害を最小限にすることに努めます。
4. 官公庁等との関係
官公庁・政党・公務員との関わりでは、贈収賄を含め、腐敗行為を禁止する国内外の法令を遵守し、社会一般から見て「もたれ合い」「ゆ着」と誤解されるような行動は厳に慎み、透明度の高い、健全な関係保持に努めます。
Ⅴ. 私的行為
1. 健全な社会生活
私的行為においても、法令遵守に留まらず、社会通念に照らして健全な社会生活を送るよう努めます。
2. インサイダー取引の禁止
当社や他の上場会社のインサイダー情報を知った場合は、その守秘の徹底に努めます。
また、その公表までは、当該会社の株式等の売買を行いません。
3. 交通安全
自動車関連産業に従事する一員として、一般市民以上に交通ルールの遵守に努めます。
また、社員一人ひとりが安全マインドを持ち、交通事故の撲滅活動の推進に努めます。