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2016年04月01日

2016年度 入社式を挙行

豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:宮﨑 直樹)は、4月1日(金)にサンコートイースト 多目的ホール(愛知県稲沢市)にて2016年度入社式を行いました。

入社式には、新入社員129名と役員および労働組合代表など関係者15名が出席し、辞令交付の後、社長の挨拶に続き、新入社員代表が日本語・英語・中国語など5カ国語を用いて誓いのことばを述べました。

 

<社長挨拶の要旨>

 当社は今年で創立67年を迎えます。源流は豊田自動織機、トヨタ自動車工業株式会社のゴム研究部門にあり、1949年に名古屋ゴム工業として創業いたしました。創業以来、ゴム・樹脂のいわゆる高分子分野の専門メーカーとして、トヨタグループの一翼を担い、日本の自動車産業の発展に寄与してまいりました。

 また、一昨年、ノーベル賞の受賞で話題となった青色LEDの研究開発・量産を30年にもわたり、赤﨑先生、天野先生とともに粘り強く進めてきたLED関連のパイオニアでもあります。

 一方、1980年代半ばから海外への事業展開を積極的に行い、現在では18の国と地域に67のグループ会社を構え、従業員3万5千人を超す企業グループになっております。

 当社の社是は、「限りない創造 社会への奉仕」です。これは、1935年にトヨタグループの始祖 豊田佐吉翁の遺訓をまとめた「豊田綱領」の精神の中でも、「産業報国、すなわち、企業・産業の興隆を通じて、国・社会の発展に貢献する」及び、「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」という流れを、脈々と汲むものであり、私たち社員の心の中に深く息づいております。

 こうした点も踏まえ、新入社員の皆さんには、是非とも次の2点をお願いしたいと思います。

 1点目は「進取の気象に富んだ人になってほしい」ということです。すなわち、新たなことに対して怯むことなく、積極的にそして前向きに取り組んでほしいということです。先ほども申し上げましたが当社はグローバル企業であり、皆さんの活躍の舞台は日本のみならず、世界中に広がっています。製品開発、生産技術、生産、事務部門など、それぞれの分野において、皆さんの若いエネルギー、新たな発想・価値観を仕事の中で活かし、全社に旋風を巻き起こして、その発展に貢献してほしいと思います。

 2点目は「泥臭い仕事をきちんとこなせる誠実な人になってほしい」ということです。トヨタグループが大事にしてきた価値観の中で、「現地現物」というものがあります。これは、机上の空論を排し、実際の現場で事実をしっかりと確認し、物事の本質を見極めたうえで適切な判断をしていこう、という姿勢をあらわすものです。

 また、トヨタの自動車産業の創始者 豊田喜一郎は、工場で技術者の手を見て油まみれだと機嫌が良かった、という逸話が残っています。皆さんが今後携わる実際の仕事においては、ひょっとしたら皆さんが描いているような、派手で格好のいい仕事ばかりという風にはいきません。むしろ一つひとつの仕事は、地味な作業の積み重ねであり、例えば、事実確認のために現場を歩き回る、何度も何度も図面を書き直す、お客様にご満足いただくために足繁くお客様のところに足を運ぶ、といったようなことが多いと思います。こうした地味でタフな仕事に、正面から取り組み、解決の糸口を見出していく、困難があっても決してひるむことなくゴールを目指していく、といった経験を通じて、仕事のいろはを覚え、自信にもつながっていくものと思います。これが私の言う「泥臭さ」と「誠実」であります。

 最後になりますが、これからしばらくの間、新入社員研修が続くと思います。これは、皆さんが学生から社会人へ脱皮するための準備期間であり、また、これから将来にわたって共に働く同期の皆さん方の絆を結ぶ期間でもあります。学生気分を払拭し、社会人としての自覚や厳しさ、さらには給料を稼ぐことの大変さ、尊さをしっかりと学んでほしいと思います。次に皆さんとお会いする時、皆さんおひとりお一人が立派な社会人として成長されていることを願っています。皆さんが安全と健康に十分留意され、新たな人生を愉快に、そして有意義に過ごされることを祈って、私からのあいさつといたします。

 

以 上 

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