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05 SS技術部 要素技術室
(現在:SS開発部 要素開発室)
2006年入社 北沢 つかさ KITAZAWA TSUKASA

エアバッグ開発という仕事に責任を持ち、
そして、海外も見据えて知識修得に励む。

事故の被害を最小限に抑えるために。

障害物や人の存在を検知して衝突を回避する自動ブレーキや、車線を認識して車両のはみ出しを制御する運転支援など、事故を未然に防ぐ観点から生まれたアクティブセーフティ技術は、今や圧倒的な進化を遂げました。
これに対し、事故の被害を最小限に抑える技術がパッシブセーフティ。代表的なものにはシートベルトがあり、私が開発しているエアバッグもこちらに含まれます。

衝撃を検知するセンサーから信号を受けて開くエアバッグは、乗員を受け止める袋状のバッグと、バッグを膨らませるガスを瞬時に供給するインフレータなど、複数の部品で構成されています。その中のバッグとインフレータはそれぞれチームを編成。
私はバッグチームに在籍し、バッグ自体をつくるために必要な基布や、バッグを縫製するための縫製糸の開発を担当しています。

試作と評価を納得がいくまで繰り返す。
妥協は許されない。

事故の際、センサーが一定以上の衝撃を検出するとインフレータが作動し、化学反応によってガスが発生。 これがバッグに噴射されると一気に膨らみます。
インフレータ内で起きる一連の化学反応は高温に達するので、バッグは耐熱性や強度に優れていないと破損し、乗員を守ることができません。
また、限られたスペースに収納できる点も考慮する必要があり、薄くて丈夫な基布をつくり出す工夫が求められます。

エアバッグをつくるにあたっては、私たちが仕様をまとめ、次に基布メーカーと詳細を詰め、仕様に基づいた試作品の評価を行います。
バッグの原糸にはナイロンを用い、これを織布したものが基布となります。
実際に基布をつくるのは基布メーカーですが、仕様の決定や評価で正しい判断を下すために、数あるナイロンや原糸の種類・特性についてさらなる理解を深めています。

また、試作と評価を納得がいくまで基布メーカーと何度も繰り返す一方で、試作段階から工場監査も実施し、量産を見据えた生産技術についても協議。仕様を満たした基布を生み出すことに妥協は許されません。
人命に関わるだけに責任の重さを自覚し、だからこそ仕事に対して常に情熱を注ぐことができるのです。

エアバッグ需要は新興国で増加。
来たるべき時のために研鑽を。

先進国のエアバッグはほとんどのクルマに標準装備されるようになりました。
今や運転席や助手席だけなく、横からの衝突に備えたサイドエアバッグやカーテンエアバッグに加え、ボンネットとフロントウインドウの間にも歩行者保護エアバッグが搭載されたクルマもあります。
これは、安全性能に対する需要を受けて開発が進んだ結果であり、さらに、新しく装備できる場所を検討する動きも依然として続いています。
実際に私も、入社してから3年、エアバッグ新デバイス開発に関わっていました。要素技術室に配属されたのは、産休・育休を終えてからです。

新興国では現在、セーフティシステムに対する需要が増しており、エアバッグ開発に対する社内外からの期待の高まりをひしひしと感じています。
だからこそ、来たるべき時に高品質なエアバッグを供給できるよう、技術者としての研鑽を怠ってはいけません。
そうして自分自身を鼓舞しながら、基礎の見直しから改めて知識修得に励んでいます。

2016年の9月までは時短勤務をしていましたが、現在はフルタイム。幸い、同じ境遇で頑張ってきた先輩ママが同じ社内にいますので、アドバイスをいただきながら仕事と家庭の両立を実現し、将来は、できれば海外での業務も経験してみたいと意欲を燃やしています。

OFFの過ごし方

家事はできる限り平日に済ませ、土日は家族との時間を大切にしています。子どもは男の子が2人。虫取りが大好きなので、よく公園に行きますね。家族と過ごす以外では、2~3ヵ月に一回のペースで、会社の同期とお洒落をしてレストランへ。ちょっと豪華なランチを楽しむ、その名も「セレブ会」です。入社以来ずっと続けていて、すっかり恒例行事になりました。みんなとは離れて仕事をしているので、近況報告で盛り上がります。

北沢 つかささんはこんな人

SS開発部 システム性能開発室
-同僚-
田中 孔規

仕事にも家庭にも真面目で一生懸命。家事の合間に仕事の進め方を考えたり、通勤中のクルマの中で英会話のCDを聞いて語学を勉強するなど、限られた時間を有効活用しながら自己研鑽する姿勢は、なかなか真似できないと思います。持ち前の真面目さから考え込むこともありますが、そんな時は周りに意見を求めるなどの柔軟さも持ち合わせています。将来の女性リーダーとして幅広く活躍することを期待しています。