会員のみなさまへバックナンバー(2015.08)

元気に楽しく! OB仲間で生きがいづくり TGOB会

残暑お見舞い申し上げます。

 旧暦では〝立秋〟も間近ですがまだまだ猛暑が続きそうです。歳を重ねる程暑さに対して鈍感になるようですが、水分を十分に摂取して熱中症を予防しながら残暑を乗り越えたいものですね。

 今年は戦後70年。メディアでも色々な話題が取り上げられています。OBのみなさまにおかれましても、戦中・戦後の混沌とした時代を経験され、今なお当時の出来事が記憶に生々しい方々がいらっしゃるのではないでしょうか?
 わが国でもドイツのように、機会あるごとに戦争の悲惨さを子供達に伝えるようにしたいものです。今のままでは戦争を知らない子供ばかりが増えて、歴史の重要な教訓までも風化して行くような気がします。

 「日本国憲法(改訂)」は、わが国の戦後処理をめぐる複雑な国際情勢の中、占領機関・GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)がごく短期間で「マッカーサー草案」とも呼ばれる憲法草案=3原則:象徴天皇、戦争放棄、封建制度廃止=をまとめ、日本政府に提示したのを端緒に、様々な紆余曲折ののち、現在の憲法が制定・発布されるに至りました。みなさまもご承知のことと存じます。

 この辺りの実相は、当時の終戦事務局次長として憲法制定の現場に立ち会い、大きく関与した白洲次郎を主人公に綴られた『〝白洲次郎〟占領を背負った男』(北康利著:講談社文庫上・下)に詳しく記され、経緯を知ることができます。

 読み応えある著作の刺激をきっかけに、「日本国憲法」を読み直してみますと、〝英文和訳〟的表現が散見され、解釈に戸惑う箇所が多々あるようです。
 さはさりながら「戦後70年に及ぶ平和を享受できた歳月を〝防衛〟の観点から俯瞰すれば、日本国憲法と安保体制はセットであった。もし集団的自衛権行使が違憲であると断じるならば≪では日本の防衛はいかにあるべきか≫を論議するのが筋ではないか」と主張する、京都大学名誉教授・佐伯啓思さんの考え・主張も一理あるように思えます。
 憲法平和主義の背景には、常に米軍が背後に控えていたという現実がありました。夏休みを機会に子供達とも、日本の平和や日本の将来などを、みなさま自らのご経験も交えて話し合ってみられては如何でしょうか?

同好会の活動
≪森町工場納涼祭への参加≫
・7月18日(土)森町工場で行われた〝第33回納涼祭〟に、OB会三役も出かけました。「綿菓子、ポップコーン」の販売を行いました。当日は時折小雨の降る天候でしたが、ライブステージ、トルフェッサチアリーダーの演技や多くの売店、大抽選会、花火の打ち上げなどのプログラムが進められ、近隣の人々の参加を含めて楽しく賑やかな催しとなりました。
 *状況は「お知らせコーナー」で紹介させて頂きますのでご覧ください。

≪TGフェルテイバルへの出展≫
・8月29日(土)15:30から豊田合成グランドで行われる「TGフェステイバル」へ、昨年に引き続き出展します。TGOB会の〝会旗〟を新たに掲げる予定です。OB各位の趣味を活かした小物の販売コーナー、OB会の活動状況などを出展させて頂きますので、是非お越し下さい。

2015年8月
TGOB会 会長 藤井陽一朗