会員のみなさまへバックナンバー(2016.06)

元気に楽しく! OB仲間で生きがいづくり TGOB会

会員のみなさまへ

世界の注目を集めて開催された伊勢志摩サミットは、安倍首相による消費税引き上げ先送りの判断理由に用いられた印象も残ったとはいえ、7ヵ国の元首が顔を合わせ直接意見交換できたことは素晴らしいことでした。サミット開催が三重県の観光PRに一役かったのも有意義でしたね。
 また、オバマ米国大統領がサミット閉幕後、広島の原爆慰霊地を訪問され、平和記念館見学および記念碑への黙祷に続いて行われた〝広島演説〟は、広島育ちの私にとってとりわけ意義ある内容と感銘させられました。たった一発の原爆投下がもたらした破壊力と悲惨な結果を知ることは必ず抑止力となると確信しています。
 各国元首にはこれからも、是非、広島や長崎を訪ねて欲しいと願って止みません。

戦後71年が経過し、米国の機密公文書が公開されるようになってから色々な事実が解ってきました。原爆開発は第二次大戦中の1939年にヒトラー率いるナチスドイツがウラニュームを材料とする強力な爆弾を研究しているとの情報に危機感を抱き、国家戦略(マンハッタン計画)としての予算の何倍(20億ドル)もの予算を計上、デュポンやGMを始めとした2千人以上の科学者、学者と3万人以上の労働者を動員して開発を進め、原爆を搭載できるB29爆撃機を同時に開発しましたが、開発完了以前にドイツが無条件降伏したため、莫大な資金を投じた原爆を用いる機会を失ってしまいました。そこで開発の正当化を図るためと戦略上ソビエトより優位に立ちたいと言う政治的意図で、日本への原爆投下をルーズベルト大統領が指令し、突然の逝去で急遽大統領に就任したトルーマンは政治力・世界観共不足のまま〝日本を罰する〟として投下を下命し、広島、長崎に原爆が投下されたのです。今でも(原爆投下が終戦を早めた)と信じる米国人が多いようですが、政府によるマスコミ操作とその後の学校教育が大きく影響していると感じます。当時ヨーロッパや太平洋の戦線はほぼ終焉を迎え、日本は既に戦力も枯渇していて実質的にも、原爆投下の必要のなかった事実は、ヨーロッパ戦線や太平洋戦線を指揮したアイゼンハウアー元帥、マッカーサー元帥も〝回顧録〟で語っているように明らかです。
 一史実の断面のみで本質を理解するのは困難。原爆に命を絶たれた14万人の一人一人に、大切な人生や家族があったことを決して忘れてはいけないと思います。
 また、その時々の政治によって一般市民の暮らしが翻弄され易いこと、報道や風評に惑わされずに物事を多面的に捉えることの大切さを子供たちに伝えて行くことも大切ではないでしょうか。

同好会活動

【森町支部】
◆5月 8日 獅子が鼻ウーキングを開催しました。
◆5月14日 森町工場ボウリング大会においてOB会チームが優勝しました

【本社地区】
◆5月16日 絵手紙教室を開講しました。
*次回は6月20日/健康管理センター第二研修室です。
(時間帯=13:30~15:00 見学・ご参加歓迎します)
◆5月28日 金崋山ウォーキングを行いました。参加者は13名でした。

≪会社イベントへの参加≫
◆5月28日 西溝口工場植樹会にOB会員4名が参加しました。
◆6月 4日 <第34回スプリングカップボウリング決勝大会>にOB会から5月17日の大会で選抜した2チーム(8名)が出場し橋本秀之、水野昌、皆川健造、田辺耕次 組が堂々の第3位に入賞。宮﨑社長から表彰状と賞品を頂きました。

≪その他の活動≫
◆5月20日 <稲沢工場見学会>柳井名誉会員はじめ30名の稲沢工場の生産活動に直接または間接的に携わったOB会員が工場見学を受け入れて頂きました。
◆5月25日 <大里地区グラウンドゴルフ>愛好者77名との交流会を北島グラウンドで行いました。
――詳細は「お知らせ」コーナーでご紹介致します。

麦の収穫は例年より一週間ほど、アジサイの開花も二週間ほど早く、今年の夏は未曾有の暑さになりそうだ、との予報が出されています。お肌の敵・・紫外線は6月の朝夕が一番強いそうです。散歩にお出かけの際は衣服に充分お気をつけ下さい。

2016年6月
TGOB会 会長 藤井陽一朗