会員のみなさまへバックナンバー(2018.10)

サルスベリ

会員のみなさまへ

みなさまいかがお過ごしでしょうか

 台風24号――事前の予報は〝伊勢湾台風(昭和34年)〟ほぼ同等の勢力・針路と伝えられ、高潮時刻の名古屋地方直撃を深刻に懸念しておりましたが、甚大な災害を免れ幸いでしたね。
しかし風・雨共一時は相当吹き荒れました。みなさまのお住いの一帯は如何でしたでしょうか?
 まだまだ台風シーズンですので、油断なされず、秋晴れを待ち、明るく元気にお過ごし下さい。

 さて、(以前の赴任地)インドネシアでは、30日以内の観光については、2015年6月以降、到着ビザが免除されています(31日以上は到着ビザUS$35が必要)。国際スポーツ界注目のうちに開催・先月幕をおろした「アジア大会」なども行われてご関心も深まって居られることと拝察しますので、今回判ではインドネシアの観光スポットについて触れてみたいと存じます。

先ずは、ジャワ島中部のジョグジャカルタ地方で、季節を問わず見所の多い観光地です。
 当地のスルタン(王様の意味)は、インドネシア独立戦争の際の〝貢献度〟が高く評価され、ジャカルタと並んで特別自治区に指定され、スルタンがそのまま州知事に就任しています。
 地元民衆のスルタンに対する畏敬の念は格別で、宮廷の自主的な清掃や宮廷行事が今も行われています。その宮廷見学と銀細工の工場見学、そしてインドネシア最大のヒンドウー教のプラン・バナン遺跡(世界遺産)が標準的な観光スポットで、市内から車で1時間半くらい隔ててボロブドウール・世界遺産があります。ボロブドウールは、カンボジアのアンコールワット、ミャンマーのバガン遺跡と並ぶ3大仏教遺跡として有名。8世紀後半に築かれたようです。

ボロブドウール・世界遺産の俯瞰光景

一辺=115mの正方形の基盤に9層の階段状ピラミッド構造――各階に回廊(壁面に派仏教説話に基づく1.460面、延べ5kmに及ぶ浮彫彫刻レリーフが続く)があり、階段を経て最上階まで登ることが出来ます。・・最上階には石造りの大きな卒塔婆が幾つもあり、その一つに納められた仏像に触れると<願い事>が叶う・・と言われています。通路には多数の仏像が並んでいますが大半は首がなく、痛々しい光景でした。異教徒に破壊されたのか、千年余りの歳月を経る内に、石像のか細い首では支え切れず自然に壊れたのかは判然としませんが・・。
 案内人は、回廊に連なるレリーフを一点一点、親切丁寧に説明してくれるのですが、次々にさまざまな神の名や伝説上の人物などの名が入り混じり、あらかじめヒンズー教の歴史や神話を知悉していない限り、容易にその場で理解の及ばぬ要素があるのも致し方ないところです。

ボロブドウールは、インドネシアの〝正装〟に用いられるバテックの産地としても知られております。高級バテックの条件は、正絹で精緻に縫製されていることはもとより、手描きの柄でボタンを掛けた後、左右の柄がしっかりとマッチするのが極めて大切、とされております。
 この地方でゴルフをするなら、メラピゴルフ場が最高の適地です。コースの横に聳える活火山・メラピ山は、今でも時々噴火しており、青空に緩やかな白煙をまとい湛える雄大な山容を仰ぎ見ながらのゴルフは、壮観でコースの手入れもよく行き届き、快適なプレー体験でした。

OB会「同好会」の活動

  • ・9/11(火)第25回ゴルフ大会が開催されました
  • ・9/20(木)日帰りバス旅行が開催されました
  • ・10/13(土)グラウンドゴルフが開催されます
  • ・10/17(水)カラオケ同好会が開催されます

概況はOB会ホームページで報告させて頂きます。
ご披見下さいますように。

2018年10月
TGOB会 会長 中村 謙一