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2024年03月05日
がんの早期発見の可能性を高める尿検査キットを開発するスタートアップ、「Craif社」に出資
豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)は、ヘルスケア分野での社会課題解決につながる新規事業開拓の一環として、がんの早期発見の可能性を高める検査キットを開発、販売するCraif株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:小野瀨隆一)に出資しました※1。
Craif(クライフ)社は、バイオ分野におけるナノ(10億分の1)レベルの加工技術に強みを持つ、名古屋大学発のスタートアップです。すい臓や肺などの7種類のがんリスクを、ステージ1から、手軽かつ高精度に検知できる検査キットを開発・販売しています。従来検出が難しかった、測定に必要な尿中の極小の分子(マイクロRNA※2)を、網羅的に効率よく捕捉・計測し、AI で分析することで検査の精度向上を実現しています。
当社は、長寿命社会の課題への取り組みとして、予防医療分野における製品開発や他社との連携に注力しています。今後、当社および当社の取引先様の従業員の健康増進・維持への活用などを通じ、ヘルスケア分野での事業開拓を進めていきます。
※1 出資時期は2024年2月。なお、本件は当社コーポレートベンチャーキャピタルの専門組織(ベンチャー投資企画室)を通じた投資です。
※2 マイクロRNA は、がんの種類や進行度によって、尿に含まれる量や種類が異なるため、がんリスクの検知に寄与する。
Craif社の概要
社 名 | Craif株式会社 |
所在地 | 東京都文京区湯島2丁目25番7号 本郷ITPオフィス5階 |
代表者 | 代表取締役CEO 小野瀨 隆一 |
設 立 | 2018年5月 |
資本金 | 1億円(2023年3月20日時点) |
がんリスク検査キット「miSignal (マイシグナル)」