豊田合成（堀篭登喜雄社長）は、尾西工場（愛知県尾西市）ならびに森町工場（静岡県周智郡森町） において環境保全に関する国際規格である「ＩＳＯ１４００１」の認証を取得いたしました。 これは、当社の主力５工場では２月に取得した平和町工場（愛知県中島郡平和町）に続くもので、 このあと、９９年５月までに残り２工場での取得に取り組み、全工場で取得を完了する予定です。 ここにその概要をお知らせいたします。

１．豊田合成の環境保全への取り組み

1-1.	９１年に全社的な推進組織「ナイスリー委員会」（＊注記）を新設し、環境問題 を経営の最重要課題の一つに位置づけ全社的な取り組みを始める。
1-2.	９２年に制定した経営理念の中でも「社会・環境との調和」を明確に打ち出し、 ９３年には、より具体的な活動計画として「豊田合成環境取組プラン」を公表し、 その実現に取り組み、９５年度までに目標を達成。
1-3.	９６年、「豊田合成環境取組プラン」を改訂。 ＩＳＯ１４０００シリーズに対応した環境管理体制の整備等を盛り込み、新たに 「環境取組プラン」として策定し、全社的に活動を展開している。 ●新たな「環境取組プラン」の主な活動目標 ①高分子系自動車部品の総合ﾒｰｶｰとして環境に配慮した技術・製品開発を推進する。 ②省エネ目標として、ＣＯ2 総排出量は継続して1990年レベルを維持する。（＊注記） ③産業廃棄物は、さらに半減を目指し、1991年レベルの４分の１に削減する。 ④ＩＳＯ１４０００シリーズの認証取得。
1-4.	９８年２月に、当社として初めて平和町工場（愛知県中島郡平和町）において 環境ＩＳＯ１４００１の認証を取得。

２．取得時期　　１９９８年１１月２０日

３．認証機関　　日本品質保証機構（ＪＱＡ）

４．今後の計画について
　　主力５工場のうち残された春日工場，稲沢工場において認証取得に取り組み、９９年５月まで
　　に全工場での取得完了をめざしシステムの展開・定着活動を推進中。　　
　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

＊注記
「ナイスリー委員会」･････ 「ナイスリー」は、当社の環境に対する基本思想およびコンセプトを表し、環境に負荷になるものを「つくらない」「捨てない」「まかせない」の３つのナイを 意味する。９６年「環境委員会」と改称し、継続して活動中。