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2025年10月24日

~自動車部品の意匠性を高め、CO2削減にも貢献する生産技術~

国内初、大型製品に適用可能な「インモールドコート技術」を開発

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豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)と関西ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:毛利訓士)は、大型の自動車用プラスチック部品の成形と塗装を金型内で行う「インモールドコート技術」を共同開発しました。インモールドコートは一般的に小型製品向けには活用されてきましたが、難易度の高い大型外装部品の量産への適用を可能にしたのは国内初※1となります。

[開発のポイント]

・豊田合成独自の「大型製品向けの金型技術」※2と両社協業による「塗料の材料設計技術」を活用

① 国内で初めて、大型外装部品の量産へ適用可能にした

② また、塗装面の高い平滑性により、ガラス面と一体感のあるシームレスな外観(つなぎ目が目立ちにくい)を実現

高級感の演出や新たな造形デザインが可能となる

[その他のメリット]

・ウレタン塗料の採用により耐久性を向上(洗車時などの擦り傷が目立たなくなる)

・塗装ブース、乾燥炉が不要となることで、生産時のCO2を削減(▲約6割)

[今後の展望]

・2026年春頃、本技術を用いた大型外装部品を市場投入予定

・豊田合成の国内外の生産拠点に展開予定(競争力のある新たな加飾技術の柱)

⇒ 今後も両社協業により本技術を幅広い製品に活用し、魅力的な外観の車づくりに貢献するとともに、さらなるCO2削減の実現を目指す

<インモールドコートを用いた大型製品(試作品)>

ラゲージパネル

シームレスな外観

<塗装面の平滑性(従来品との比較)>

インモールドコートにより平滑性が高まり、
製品の表面にモノが鮮明に映り込む

塗装面の平滑性(従来品との比較)

※1 2025年9月末時点、豊田合成・関西ペイント調べ。
なお、豊田合成でのインモールドコートの活用は今回が初となる。

※2 大型で複雑な形状のフロントグリルなどの生産を支える金型の設計・設備制御技術。

インモールドコートの技術開発のポイント

インモールドコートの技術開発のポイント

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