豊田合成株式会社（本社：愛知県清須市、社長 兼 CEO：齋藤克巳）の「廃車から回収したプラスチックを50％配合した自動車部品（グラブボックス）」が、第22回“超”モノづくり部品大賞（主催：モノづくり日本会議・日刊工業新聞社）において「日本力（にっぽんぶらんど）賞」を受賞しました。

同賞は、日本のモノづくりの力を象徴するような優れた部品として「独自性」、「創造性」、「革新性」のある商品に贈られます。従来、自動車の廃プラスチックの活用にあたっては、不純物の混入などによりリサイクル時の強度などの低下が課題でした。今回、いその株式会社と協業し「品質の良いリサイクル原料を確保」すると共に、「当社独自の材料改質技術を活用」することで、廃車から回収したプラスチックを50％含有しても新材と同等の性能（高強度・低臭気）を持つ再生プラスチックを開発しました。これにより廃車由来のプラスチックを同じ部品に再生する「水平リサイクル」を加速させ、自動車業界のCO₂削減に貢献する点が評価されました。

当社は中長期経営計画（2030事業計画）のもと、脱炭素をキーワードにプラスチックとゴムのリサイクルを推進しています。今後も自動車の意匠に関わる部位など適用製品の拡大を目指し、再生プラスチックの改良を進めていきます。

＜廃車由来の再生プラスチックを使用したグラブボックス＞

図は左右にスクロールできます

＜参考＞

廃車由来の再生プラスチックの詳細は、下記ページをご覧ください。

【特集記事】 廃車から新車へ生まれ変わるプラスチックリサイクル技術 ～脱炭素社会の実現に貢献～