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2000年11月30日

窒化ガリウム系青色発光ダイオ-ド(LED)に関する

侵害訴訟の判決について

 豊田合成(株)と日亜化学工業(株)との間において、窒化ガリウム系青色発光ダイオ-ド(LED)に関連して、計9件の訴訟(日亜による訴訟7件、当社からの訴訟2件)について係争しておりますが その内の1件であります下記の侵害訴訟において、東京地方裁判所(三村裁判長)が本日、当社に損害賠償の支払いを命ずる判決を言渡しました。
 当該判決の対象製品は、平成9年4月末まで製造した当社の初期製品であり、現在の当社LED事業及びお客様への影響は全くありません。
 対象実用新案権及び特許権のいずれについても、当社は非侵害であり、直ちに控訴します。
 また、東京高裁に対しすでに当該実用新案権及び特許権に関する審決取消訴訟を提起しており、権利が有効であるとした特許庁の審決を取消すとの判決が下されるものと確信しております。

 
1. 対象権利 (1)実用新案登録第3027676号 窒化ガリウム系半導体発光素子
 「対角隅部に電極を配置」
(2)特許第2560963号 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
 「InGaN発光層に Zn,Siド-プ」
2. 訴訟内容 損害賠償請求  約1億5238万円
3. 判決内容 実用新案権(対角電極)については、当社は非侵害。
特許権については、当社が侵害していると判断し当社に損害賠償額1億486万円の支払いを命ずるもの。
4. 今後の対応 当該対象特許について、当社としてまた弁護士の意見としましても、非侵害、権利の無効化について確信を持っており、次のように手続きを進め継続して当社の主張を実施してまいります。
    (1)東京高裁への控訴
当該判決に対する取消しを主張し直ちに控訴します。
(2)東京高裁での審決取消訴訟(提出済み)
当該実用新案権及び特許権についてすでに審理が進められており、無効となることを確信 しております。
    なお今回の判決は、平成8年9月から平成9年4月末まで生産した初期の製品を対象とし ており、当社のLED事業及びお客様には一切影響はありません。

 

以上

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