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2001年09月18日

豊田合成の特許を有効とする

最高裁決定(豊田合成の勝訴確定)について

 青色発光ダイオード(LED)に関し、豊田合成株式会社(松浦剛社長)と日亜化学工業(株)が争っている一連の特許侵害訴訟のうち1件の訴訟に関する対象特許について、以下のとおり、豊田合成(株)ら(以下「豊田合成(株)」といいます)の勝訴が確定しました。
今回判決が確定した訴訟は、豊田合成(株)が保有する下記特許の特許庁による無効審決に関する審決取消訴訟です。
 本件特許について、1999年10月26日に特許庁で「無効審決」がなされたため、豊田合成(株)はこの審決を不服として東京高等裁判所に審決取消訴訟 を提起しました。東京高等裁判所(篠原裁判長)は、本年3月21日付けで「特許無効の審決を取り消す」旨の判決を下し、これに対して日亜化学工業(株)が 最高裁判所に上告していましたが、本年9月14日に最高裁判所(北川弘治裁判長)が上告を棄却したものです。
 これは豊田合成(株)が日亜化学工業(株)に対して特許権侵害差止め請求を提訴している4件の訴訟のうちの1件の対象特許です。

 

対象特許
 

特許第2737053号:ダブルヘテロ構造の発光素子であって、発光層をノンドープ(不純物を添加しない)とした、窒化ガリウム系化合物半導体の層構成に関する特許。

以上

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