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2017年04月03日

2017年度 入社式を挙行

豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:宮﨑 直樹)は、4月3日(月)にサンコートイースト多目的ホール(愛知県稲沢市)にて2017年度入社式を行いました。

入社式には、新入社員156名と役員および労働組合代表など関係者14名が出席し、辞令交付の後、社長の挨拶に続き、新入社員代表が誓いの言葉を述べました。

 

<社長挨拶の要旨>

 当社は今年で創立68年を迎えます。源流は豊田自動織機、トヨタ自動車工業株式会社のゴム研究部門にあり、1949年の創業以来、ゴム・樹脂のいわゆる高分子分野の専門メーカーとして、トヨタグループの一翼を担い、日本の自動車産業の発展に寄与してまいりました。また2014年にノーベル賞の受賞で話題となった青色LED開発のパイオニアでもあります。さらに1980年代半ばから海外への事業展開を積極的に行い、現在では18の国と地域に67のグループ会社を構え、従業員3万5千人を超す企業グループに成長いたしました。

 当社の社是は「限りない創造 社会への奉仕」です。これは1935年にトヨタグループの始祖 豊田佐吉翁の遺訓をまとめた「豊田綱領」の精神の中で、「産業報国、すなわち、企業・産業の興隆を通じて、国・社会の発展に貢献する」及び「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」という流れを脈々と汲むものであり、私たち社員一人ひとりの心の中に深く息づいております。

 こうした点も踏まえ、新入社員の皆さんには是非とも次の2点をお願いしたいと思います。

 1点目は「地味でタフな仕事をきちんとこなせる誠実な人になってほしい」ということです。トヨタグループが大事にしてきた価値観の中に「現地現物」というものがあります。これは机上の空論を排し、実際の現場で事実をしっかりと確認し、物事の本質を見極めたうえで適切な判断をしていこう、という姿勢をあらわしたものです。トヨタ自動車の創始者 豊田喜一郎は、工場で技術者の手を見て、油まみれだと機嫌が良かった、という逸話も残っています。
 皆さんが今後携わることになる実際の仕事は、ひょっとしたら皆さんが思い描いているような派手で格好のいい仕事ばかりという風にはいきません。むしろ一つひとつの仕事は地味な作業の積み重ねであります。例えば事実確認のために現場を歩き回る、納得のいくまで何度も何度も図面を書き直す、お客様にご満足いただくために足繁くお客様のところに足を運ぶ、といったようなことが多いのではないかと思います。こうした地味でタフな仕事に正面から取り組み、解決の糸口を見出していく、困難があっても決してひるむことなくゴールを目指していく、といった経験を通じて、仕事のいろはを覚え、自信にも繋がる、そして次のステップ、次の大きな仕事に初めて進んでいけるものと私は確信しております。

 2点目は「失敗を恐れず、果敢に挑戦する人になってほしい」ということです。一般論として、人はあまり失敗したくないので、どうしても難しいことを避け安易なことを選ぶ傾向にあります。しかし、そこに仕事への情熱や個々人の成長を見出すことはできません。
 不可能と言われていた青色LEDの開発を決してあきらめずに長年の努力によって成し遂げた我々の先人のように、困難なことに情熱を持って粘り強く立ち向かえる人こそが仕事で成果を出し、仕事に達成感を見出せる人だと思います。会社はそういう社員の方たちの挑戦を強力に後押しします。そのことは昨年の8月に策定した役員宣言5ヶ条の中の4番目に「役員はメンバーの挑戦を後押しし、責任を持ちます」と謳っており、そういう風土の会社を当社は目指しております。そういった環境下で、皆さんには失敗を恐れず、あるいは失敗から学び、一回りも二回りも大きな人に成長してほしいと思いますし、是非ともそうした挑戦を通じ、会社の持続的成長に貢献してほしいと思います。

 最後になりますが、これからしばらくの間、新入社員教育が続きます。これは皆さんが学生から社会人へ脱皮するための準備期間であり、これから将来にわたって共に働く同期の皆さん方の絆を結ぶ期間でもあります。学生気分を払拭し、社会人としての自覚や厳しさ、さらには給料を稼ぐことの大変さ、尊さをしっかりと学んでください。次に皆さんとお会いする時、お一人お一人が立派な社会人として成長されていることを願っています。
 皆さんが安全と健康に十分留意され、新たな人生を愉快に、そして有意義に過ごされることを祈って、私からの挨拶といたします。

以上

 

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