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2018年01月11日
~ロボット開発・活用展で‘超分子の人工筋肉’を紹介~
ロボデックスに「e-Rubber」を出品
豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:宮﨑 直樹)は、1月17日から19日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われるロボット産業の技術展「第2回 ロボデックス」に、電気と力で機能する次世代ゴム「e-Rubber」を出品します。
当社は「e-Rubber」を用いて、電磁モーターに代わる次世代の動力源として「ロボットの人工筋肉(ソフトアクチュエータ)」や、柔らかさを活かした「触覚・圧力センサやモーションセンサ(ソフトセンサ)」を開発しており、少子・高齢化社会を支える産業ロボットや医療・介護支援ロボットなどでの実用化を目指しています。
「e-Rubber」は、超分子構造のスライドリング マテリアル※を主材料とし、軽量かつ高出力、省エネ、静粛、柔軟、速い応答といった特徴を持ちます。当社ブースでは、その特徴や動作原理を動画などで分かりやすく紹介するほか、将来のロボットへの具体的な応用を想定したコンセプトモデルなどを展示します。
ブース全景(イメージ図) |
※スライドリング マテリアルは、直鎖状高分子「ポリエチレングリコール」、環状分子「シクロデキストリン」、ストッパー分子「アダマンタンアミン」から構成される「ポリロタキサン」と呼ばれるナノサイズの「ネックレス構造」の超分子によって構成される高分子材料。架橋点が結び目になっておらず自由に動くことでポリマー間のテンションを均一にする「滑車効果」などにより、従来のゴムでは難しかった高耐久性や内部摩擦抑制(ヒステリシスロス低減)といった力学特性を実現できる。
<e-Rubberの基本構造と動作原理>
以上