豊田合成株式会社（松浦剛社長）は、短波長のTG Purple LEDと蛍光体を用い、赤から青まで広範囲で優れた演色性を有する、白色LEDランプの開発に成功しました。
開発品（図－１）は、当社従来の３波長型白色LED（TG Purpleと赤、緑、青の蛍光体の組合せ）に改良を加えることにより、その明るさを、現在主流となっている補色系白色LED（青色LED＋黄色の蛍光体）（図－２）と同じレベルまで飛躍的（約３倍）に向上させたものです。これにより、明るくて、自然光により近い、赤から青にいたるあらゆる色の再現性を有する白色LEDの提供が可能となりました。従って、補色系白色LEDに見られた欠点、すなわち赤色の再現性が悪いといった問題点も解消しました。
１１月からサンプル出荷を開始、２００３年２月から量産販売を予定していますので概要をお知らせ致します｡

記
１．商品名
	TG True-White Hi (ティージー　トゥルーホワイト　ハイ)
２．特　徴
	・高光度TG PurpleとRGB蛍光体等を組み合わせた構造 ・業界トップレベルの高光度 ・より自然光に近い優れた演色性
３．性　能
	開発品 当社従来品 商品名 TG True-White Hi TG White TG White Hi 発光方式 TG Purple+RGB蛍光体 TG Purple+RGB蛍光体 TG Blue+黄色蛍光体 光度 (20mA時) ４５０mcd １５０mcd ４５０mcd 発光色 青から赤まで全般 （図－１） 青、緑、赤 青、黄 （図－２） 平均演色評価数 （Ra) 90 40 70 ※　対象ランプは、縦×横　3.5×2.8mmのSMDパッケージ（R=赤、G=緑、B=青）
４. 販売予定
	・サンプル出荷　　２００２年１１月　 ・量産　　　　　　２００３年　２月
５. 用　途
	・店舗等のスポットライト、ダウンライト ・各種照明用光源 ・バックライト光源 ・医療用器具光源　等

以上