豊田合成株式会社（本社：愛知県清須市、社長：小山享）は、ウイルスや細菌を除去する「深紫外LED光源モジュール」^※1を開発しました。その量産化の第1弾として、WOTA株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役：前田瑶介）^※2が2020年11月から販売を開始する水循環型のポータブル手洗いスタンド「WOSH」に、当社の「深紫外LED水浄化ユニット」が搭載されています。

WOSHの特長は水を内部で浄化・循環して繰り返し再生利用することで、店舗入り口や屋外など水道が使いにくい場所に設置し、水を提供できることです。フィルターでのろ過・吸着や塩素での消毒に加え、深紫外線を照射することで高い浄水性能を実現、安心・安全な生活を支えます。

当社はWOTA社の「誰でもどこでも水の自由を」という理念に賛同し、ベンチャー投資の専門組織（ベンチャー投資企画室）を通じて2020年9月に同社の発行する転換社債型新株予約権付社債を引き受け出資しており、今後も更に連携を深めていきます。

今後も当社は、長年培ったコア技術と外部の知見の融合によるイノベーションに挑戦し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※1 深紫外LEDは波長の短い紫外線で遺伝子を破壊して細菌やウイルスを除去する。環境への影響が懸念される水銀ランプに替わる新たな除菌用光源として普及が期待されている。

※2 「自律分散型水循環社会」の創造を目指し2014年に設立された東京大学発のスタートアップ。国内各地の地震・豪雨の被災地支援として、水を浄化して繰り返し使える屋外シャワーを提供するなど、次世代の「自律分散型水インフラ」の研究開発・事業展開を行っている。