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2020年11月20日
東京大学と共同でゴムの強靭性を高める架橋技術を開発
豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:小山享)は東京大学大学院 新領域創成科学研究科と共同で合成ゴムの強靭性※1を高める架橋技術を開発しました。11月26日から2日間、オンラインで開催される第29回ポリマー材料フォーラムで本技術を発表します。
本技術は、特殊な分子構造を持ち伸縮性に優れる高分子材料(ポリロタキサン※2)を合成ゴム(エチレンプロピレンジエンゴム:EPDM)に化学的に結合する技術で、合成ゴムの強靭性を約6倍に向上できます。様々な用途での活用に向けて今後も開発を進めていきます。
当社は今後もゴム・樹脂の専門メーカーとしての強みである材料技術を磨き、車の環境性能や快適性の向上に寄与していきます。
※1 強靭性とは衝撃や摩擦などの物理的な力を加えても破断しにくい性質のこと。
※2 ネックレス構造の高分子材料(下の分子構造イメージ図)。伸縮時に環状分子がスライドして内部の応力を分散するため、破断しにくく伸縮性に優れる。
材料の強靭性
(天然ゴムを100とした場合の相対比)
