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2026年06月11日
~ 新構造の運転席エアバッグ、制振ガラスラン、環境技術(リサイクル、インモールドコート) ~
新型LEXUS ESに豊田合成の内装・外装向け製品が採用
豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)の「新構造の運転席エアバッグ」や車室内の静粛性を高める「制振ガラスラン」、「環境技術(リサイクル技術とインモールドコート技術)を用いた外装部品」が、トヨタ自動車株式会社の新型LEXUS ESに採用されました。各製品の概要を以下にお知らせします。
1. 新構造の運転席エアバッグ
運転席エアバッグは、ハンドル内部に搭載され、前面衝突時にドライバーの頭や胸への衝撃を緩和します。今回、小柄から大柄の体格や高齢者といった多様な乗員を優しく保護できる新構造の運転席エアバッグを開発しました。バッグの形状を球体から円柱型に変更して奥行きサイズを約3割拡大することで、衝突時のより早いタイミングで乗員を受け止めることを可能にしました。これにより、体への衝撃を吸収する性能が高まり、大柄で体重の重い乗員や骨折傷害を負いやすい高齢者を効果的に保護できます。今後も交通死傷者ゼロの実現に向け、世界各地での安全規制強化に対応し、本製品の普及を目指していきます※1。

2. 車室内の静粛性向上に寄与する「制振ガラスラン」
車室内の静粛性向上のため、窓枠に装着して騒音や風雨などの侵入を防ぐ部品(ガラスラン)に、振動吸収機能を付与した「制振ガラスラン」を開発しました。今回、走行時の風切り音が主にサイドドアの窓ガラスを伝わって車室内に入ることに着目し、ガラスの振動を吸収する部位をガラスランに追加することで遮音性を高めました※2。なお、本製品は快適性への寄与が評価され、トヨタ自動車のプロジェクト表彰における技術の部で受賞しました。
近年、利用が増える電動車はエンジンの騒音が減って静粛性が増す一方、車室内では風切り音やロードノイズなどが耳につきやすくなります。当社は遮音性向上のニーズに対応した各種ウェザストリップ(窓枠・ドア枠のシール部品)の開発に注力しており、今後も採用車種の拡大を通じて、快適な車づくりを支えていきます。

3. 環境技術を用いた外装部品
3-1. プラスチックのリサイクル技術
当社の再生プラスチックは、独自の「材料改質技術」と、いその株式会社の「品質の良いリサイクル原料の調達」により、廃車から回収したプラスチックを高い割合で含有しても新材と同等の性能を実現※3しています。欧州での環境規制の強化※4などを背景に、トヨタ自動車のカムリ(欧州などでの販売モデル)での採用に続き、今回、フロント周りなどの外装部品に適用されています。

再生プラスチックを用いたロアグリル(左)、フロントバンパーロア(中央)、リアバンパーロア(右)
3-2. インモールドコート技術
インモールドコート技術は、部品の成形と塗装を同一工程の金型内で行うことにより、生産時のCO2を削減すると共に、自動車部品の意匠性向上にも貢献します。今回、当社独自の「大型製品向けの金型技術」※5と関西ペイント株式会社との協業による「塗料の材料設計技術」を活用することで、大型外装部品(ラゲージパネル)での量産を国内で初めて実現※6しました。さらに塗装面の平滑性が高まるため、ガラス面と一体感のあるシームレスな外観(つなぎ目が目立ちにくい)を実現でき、高級感のある外観デザインに寄与しています。

ラゲージパネル(インモールドコート技術を適用)
今後も当社は、コア技術である樹脂分野での知見を活かし、環境に優しい車づくりに貢献していきます。
<参考>
【特集記事】 廃車から新車へ生まれ変わるプラスチックリサイクル技術 ~脱炭素社会の実現に貢献~
(https://www.toyoda-gosei.co.jp/seihin/technology/theme/cnf/)
国内初、大型製品に適用可能な「インモールドコート技術」を開発
(https://www.toyoda-gosei.co.jp/news/details.php?id=1459)
※1 新型LEXUS ESでは安全規制の強化で先行する一部地域の販売モデルに搭載。
※2 風切り音は空気の振動であり、ガラスの共振を抑えることで車室内への音の浸透を防ぐことが可能。
※3 50%まで配合可能。ESでは25%配合。
※4 欧州委員会による環境規制(ELV 指令)の強化方針では、2032年以降に発売される新車には再生プラスチックの使用が義務化される見込み。
※5 大型で複雑な形状のフロントグリルなどの生産を支える金型の設計・設備制御の技術。
※6 2026年5月末時点、当社調べ。
※1 新型LEXUS ESでは安全規制の強化で先行する一部地域の販売モデルに搭載。
※2 風切り音は空気の振動であり、ガラスの共振を抑えることで車室内への音の浸透を防ぐことが可能。
※3 50%まで配合可能。ESでは25%配合。
※4 欧州委員会による環境規制(ELV 指令)の強化方針では、2032年以降に発売される新車には再生プラスチックの使用が義務化される見込み。
※5 大型で複雑な形状のフロントグリルなどの生産を支える金型の設計・設備制御の技術。
※6 2026年5月末時点、当社調べ。
