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2018年01月25日
工場の調整池を活用したビオトープの設置を決定
豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:宮﨑 直樹)は、環境保全・自然共生活動の一環として、平和町工場(愛知県稲沢市)にある雨水の調整池※1を、多様な生物が生息できる「ビオトープ」※2として活用します。2019年3月の完成に向け、2018年4月に着工します。工場の調整池のビオトープ化は全国的にも珍しく、愛知県内では初の取り組み※3です。
絶滅が心配される希少種の動植物などを育成する環境として整備し、「ジーンバンク」(遺伝子の銀行)としてナゴヤダルマガエル・ニホンメダカや、トウカイタンポポ・ノアザミなどの種を他団体に供給するほか、近隣の小学生向けの学習の場としても使用する予定です。
当社は「TG2050環境チャレンジ」※4の柱の1つに「環境保全・自然共生」を掲げており、これまでも美和技術センター(愛知県あま市)や北米の2拠点でもビオトープを設置したほか、国内外の工場での植樹(工場の森づくり)や小学生向けの体験型の環境教育なども行っています。
豊田合成は今後も環境に配慮した事業活動を行い、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
※1 住宅地や工場などに設けた窪地。集中豪雨時に一時的に雨水を溜めることで、局地的な氾濫を抑える機能を持ちます。
※2 ギリシア語のビオ(生命)とトポス(場所)を合わせた言葉(英語:biotope)で、多様な生物が生息できる環境のこと。
※3 愛知県が、市街化などで分断された自然を緑地・水辺の効果的な配置によりつなげ、
生物の生息空間を回復させる活動として行っている「あいち森と緑づくり生態系ネットワーク形成事業」の対象です。
※4 長期環境ビジョンとして、2050年までに事業活動で排出するCO2をゼロに近づけることなど6つの高い目標を掲げています。
〔ビオトープの完成予想図〕 (面積: 約6,000m2) | |
以上
2018年3月5日 追記
・本活動は尾張西部生態系ネットワーク協議会※の協力を得て2016年から検討を進めてきました。
当社は、引き続き同協議会と連携し、当地域の生態系ネットワーク形成に貢献していきます。
・ビオトープの着工時期は、あいち森と緑づくり生態系ネットワーク形成事業としての認定後(2018年5月(予定))に変更します。
※ 愛知県が、生物の生息空間をつなげる「生態系ネットワーク」の形成に向け、「愛知生物多様性戦略2020」で設立した9つの協議会の一つ。