環境マネジメント
基本的な考え方
持続可能な事業活動のために、従業員の環境意識向上に向けた啓発や人材の育成に積極的に取り組んでいます。
連結環境マネジメントの強化推進
当社グループ全体で環境管理を推進しています。環境データを国内関係会社は2001年度から、海外関係会社は2003年度から集計をスタートしました。また、国内外関係会社トップが一堂に会する「グローバルサミット」を開催し、事業の現状と課題の共有やグループの一体感向上の場として進めています。
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「グローバルサミット」の開催の様子
■環境管理対象(2024年3月末時点)
豊田合成(株) | 国内関係会社 |
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海外関係会社 | |
■米州
■アジア
■中国
■欧州・アフリカ
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- ISO14001取得済 なお新工場建設、新会社設立時は稼働3年を目処にISO14001取得
仕入先様との協業活動
サプライチェーン全体でカーボンニュートラルを目指す為には、豊田合成だけではなく、サプライヤーと共同で推進する必要があります。
そのために、カーボンニュートラルの理解浸透活動を実施、サプライヤー自社の加工時や物流のCO2排出量、個々の課題を把握した上で、豊田合成の省エネノウハウを展示した「省エネ道場」や、エネルギー使用量実測サポートなどの支援策を提供しつつCO2排出量削減に取り組んでいます。
環境監査
ISO14001 環境監査
当社および国内外の関係会社は、環境マネジメントシステムであるISO14001を取得しています。内部環境監査は、監査の独立性・客観性を高めるために、監査対象事業所以外のメンバーで構成したチームで実施しています。また、(一財)日本品質保証機構(JQA)に外部環境審査を依頼し、環境マネジメントシステムがISO14001に従い、適切に運用されているかを確認しています。不具合があった場合は、是正処置を行うとともに、継続的な改善活動を実施しています。2023年度不具合件数はありませんでした。なお、新設会社が設立された場合には、3年以内に取得するという考え方で100%の取得を促進しています。
■内部環境監査実施状況(毎年6月実施)
実施場所 | 不具合件数 | ||
豊田合成(事業所) | 17拠点※ | 訪問 | 0 |
国内関係会社 | 8社 | 訪問 | 0 |
海外関係会社 | 30拠点 | 訪問、自主点検 | 0 |
- ※ 生産工場以外での順法監査含む
■ISO取得生産事業所取得率100%(2024年3月末)
豊田合成(生産工場) | 8工場 |
国内関係会社 | 8社 |
海外関係会社 | 米州:13社、アジア:7社、中国:6社、 欧州・アフリカ:2社 |
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国内関係会社
内部環境監査/豊田合成日乃出(株) -
海外関係会社
内部環境監査/豊田合成タイランド(株)
グリーン調達ガイドラインに基づく活動
サプライヤーに対して当社の環境方針に則り、取り組み内容の遵守を図るため、「グリーン調達ガイドライン」を作成し、遵守状況を調査するとともにリスクの高い会社に対しては現地・現物での点検を行い、必要に応じた改善活動を共同で実施しています。2023年度不具合の発生はありませんでした。
また、カーボンニュートラルの勉強会、CO2低減の事例の紹介などを行っています。
環境教育
自然破壊や環境汚染などの問題をはじめ、生産活動に伴う環境への影響、環境法令の遵守などに関する従業員教育を行っています。
内容は、毎年、法律の動向を踏まえ、理解と実践に重点を置き、事例などを取り入れた具体的で分かりやすい教材にしています。
■環境教育体系
階層別教育 | 豊田合成 | 関係会社 | |
---|---|---|---|
国内 | 海外 | ||
新任工場長教育 | ○ | ||
新任管理者教育 | ○ | ||
海外赴任者教育 | ○ | ||
環境キーマン教育 | ○ | ○ | ○ |
環境関係資格取得 | ○ | ○ | ○ |
班長前教育 | ○ | ||
入社5年次教育 | ○ | ||
新入社員教育 | ○ | ○ | ○ |
ISO教育 | 豊田合成 | 関係会社 | |
---|---|---|---|
国内 | 海外 | ||
環境スタッフ教育 | ○ | ||
内部監査員レベルアップ教育 | ○ | ○ | |
内部監査員登録教育 | ○ | ○ | ○ |
管理監督者教育 | ○ | ○ | |
環境重要設備業務従事者教育 | ○ | ○ | |
一般従業員教育 | ○ | ○ | ○ |
環境意識を高めるための啓発活動
環境保全活動を継続的に実施していくために、従業員一人ひとりが環境意識を持ち、行動に移せるように、環境月間の行事や定期的な環境講演会などの実施を通して、従業員の環境意識向上を図っています。また、従業員の環境意識を把握するために、毎年全従業員を対象としたアンケートを実施し、実態を踏まえ活動に反映させています。
■当社の長期環境取り組みの認知度
メディア、環境NGO、顧客等の調査対応と環境活動の社外への情報発信
有価証券報告書、統合報告書などの各種報告書による情報発信、CDP、日経SDGs等の調査、主要顧客の調査への対応など環境活動の積極的な情報開示を行っています。
また、ESG説明会の開催、個別ヒアリングなど、機関投資家、顧客、サプライヤー等のステークホルダーとのエンゲージメントを行い、得られた情報を基に環境活動の改善を進めています。
参考:CDPの「サプライヤー・エンゲージメント評価」で最高評価を5年連続で獲得 | ニュースリリース・お知らせ | 豊田合成株式会社 (toyoda-gosei.co.jp)